想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
お店の中に入ると、ちょうど佐恵子が居た。


「あ!星来ぁ〜♪お疲れ〜。」


どうやら、トイレの帰りらしい。


「お待たせ!てか、佐恵子酔ってるでしょ〜!!」


「ん〜……少しね。イイ気分〜♪」


あ〜あ……。


でもまぁ、まだしっかりしてるっぽいし、大丈夫かな……。


「もぉ。あんま飲み過ぎないでよ?」


「ハイハイ……。あ、それより星来!イケメン、居るよ〜♪早く席行こッッ!!」


佐恵子は、あたしの腕をグイグイ引っ張った。


イケメンねぇ。


そんな事言われても、あんま嬉しく無いなぁ……。


てか、あたし木下サン以外の男に興味もった事無かったし。







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