俺様ヤンキーと平凡女子
考えただけて寒気がしてきた。
「へぇ。でも凪裟が、休日に女の子と出掛けるなんてね。
あたしには、藍兎くんたちと遊ぶって言ってたくせに。こんなに可愛い子とデートだなんて♪やるじゃない、凪裟☆」
亜依さんに嘘ついてたんだ…?
「空とデートって言ったら、しつこく聞いてくるだろーが」
「そりゃ聞くわよ。弟の恋愛ほど、興味があるものは無いわ♪」
「うぜぇ」
「………」
亜依さんが完全に黙っちゃった。