俺様ヤンキーと平凡女子


「姉ちゃん、そうめん旨い!!天才だな」

「ただ、茹でただけだけどね」


「この固さが丁度いいんだよ〜」と、少し焦りながら言う春。


「このきゅうり、大きさバラバラじゃね?」


咲本凪裟。それ、禁句だよ…。


咲本凪裟の言葉を聞いた夏が、半泣きになりながら咲本凪裟を見つめる。


「凪裟くんごめんね…。あたしが、お姉ちゃんみたいに、料理上手くないから…」


咲本凪裟もヤバいと思ったのか、「このきゅうりから、愛情が感じる」と、らしくないことを言ってる。


ホント。二人とも、バカみたいだね。


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