あいのうた
「……」
ーその日の夕方すぎ
夜の雰囲気になり出したお店の前で、学校帰りの私は買い物袋片手に立っていた。
放課後、携帯を見たらトラからメールが来ていて『醤油切れそうだから買ってこい』…とのことで、袋の中には重い醤油が一本入っている。
(ったく、夜はくるなとか言っておきながら人のことパシリにするんだから)
そうしていると、突然背後からバシッ!と頭を叩かれた。
「いたっ!!っ〜…こんなことをする奴はっ…」
振り向くと、そこにいたのは少し背が高く明るい髪色をした調理の制服姿の男。