あいのうた
「どうかしましたか?」
どうすればいいかもわからずうろたえる私に、後ろからきた大地は私の前へと出る。
「この子が水を倒したのよ!」
「…、」
「…大変申し訳ありません、只今拭くものをお持ち致します。夏菜、フキン」
「あっ…はいっ」
「お詫びにと言っては何ですが、お飲物の方サービスさせて頂きます」
「そう?…じゃあ、ピーチフィズで」
「かしこまりました」
大地はそう瞬く間にフォローをしてみせて、その場を鎮めると私を連れキッチンの方へと戻った。