あいのうた
何、それ
私には何一つ、教えてなんてくれないくせに。
血が繋がってなくても私の父親?
幸せの為なら何でも出来る?
私がトラを強くしてる?
何でそんな嬉しいこと、言ってくれるの?
「…、」
嬉しさで、心がぎゅうっとする。
「…お墓に、真新しいお花があったでしょう」
「?あ…はい、」
「あれは、昨日お父さんが持って来たものなんだよ」
「昨日…?」
「いつもの笑顔とは違う、思いつめた顔をしていたから…だから尚更、君が一人でいたことが心配になってしまって」
「……」