あいのうた
「安心しろ。お前が愛した子供は、立派に…かどうかはさて置き、ちゃんと育ってるから」
そうあの頃よく彼女にしていたように、俺は墓石をポンポンと撫でた。
「愛してるよ、詩」
どうして、だろうな。
あの頃はあまり言えなかった言葉も
今となっては、言えるなんて
「ー…でしょバカ!」
「…だろうがバカ」
「…戻ってきた。相変わらずうるせーな」
そうしていると戻ってきたナツと大地は、いつものようにギャーギャーと声をあげ騒いでいる。