WANTED

友枝拓海という存在 2



「行って来まーす!」




「あ、待って茱良。」




「ん?」




「送るよ、今から俺も大学だし。」




「え、本当?
ラッキー!」




無事に高校に合格し、6月になっていた。




「ありがとう、拓海君。」




「茱良、いくら女子校だからっ「分かってる。
もう、拓海君は心配症すぎるんだって。」




「だけど、「ほら、拓海君も大学行かないと遅れって。」




私の言葉に納得したのか渋々大学へ行った。



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