WANTED


その時、手術室の扉が開き慌てて看護師さんが出てきた。




「どうかしたんですか!?」




「あの子の血が足りないんです!」




嘘……。
深瀬君。




「AB型の人はいませんか!?」




「!
私、AB型です!」




「では、急いで輸血を!」




血だったいくらでもやれる。
だからお願いだから死なないで。



< 75 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop