せんせー。

Part1

「佐渡ー‼何度言ったら髪を黒に戻すんだ」
朝から正門前に立っていた先生は、私の淡い栗の色をした髪を見るなり説教をしてくる。
「いつかしまーす」
頭の後ろで手を組み、適当に答える。
その態度を見てさらに怒りを増した先生は顔を紅潮させた。
「佐渡‼先生をなめるのもいい加減にしろ」
「なめてないでーす」
ダルい。

今日も朝から憂鬱。
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