愛の罠
対面
  

「俺にも頂戴」




今は給湯室の中 まだ下っ端な私は 皆にコーヒーを出す
同じ課の人だろうと思って 見ずに返事をした



「はい。ミルクと砂糖は?」



「俺 ブラックで」



これが私達の始まりだった




数人のコーヒーを作り 彼にも渡そうと振り返ると
・・・・知らない人だった



「どうぞ」




「ありがとう」



優しく笑いかけてくれた
背が高く 黒髪でモデルさんみたいだ



第一印象は かっこよくて 笑顔が素敵な人



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