【完】結婚からはじまる恋《1》
「おねぇちゃん!!」



美愛は玄関先で私を待っていた。



そして、そのまま美愛は昔のように人懐っこく私を慕うように抱きつく。



「ずっと・・・会いたかった」



「美愛…ゴメンなさい…おねぇちゃんね・・・」


「わかってる…瞳さんからおねぇちゃんの病のコト…ちゃんと訊いたから…仕方がなかったんだよね」


「美…愛」



美愛の背後に瞳が立っていた。



「顔色良さそうね…深幸」



「うん」

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