【完】結婚からはじまる恋《1》
「今日からお世話になります・・・」



「…仕事の都合だ…すまない。深幸に美愛ちゃん」



「私の方こそ…よろしくお願いします…滝口さん」



深幸は笑顔で晃に挨拶する。



俺だけの笑顔にしておきたいのに。



深幸は誰にでも愛想がいいーーー・・・


たくっ…彼女の笑顔まで独り占めしたいなんて…俺はどうかしてる。




「・・・」



美愛ちゃんは晃を怖い目つきで見つめていた。



「美愛ちゃん…よろしくね♪」



晃にしては珍しく空気が読めてないのか…不機嫌な彼女に愛想を振舞う。


晃の空回り振りが可哀相に思えた…



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