ペテン死のオーケストラ
そんなマルメロを癒してくれる場所が一つだけあります。

ハンノキから贈られた小さな森です。

マルメロは、時間があれば小さな森に向かいます。

「プチ・ガーデン」

マルメロは小さな森に名前をつけるほど気に入っていました。

プチ・ガーデンには、マルメロ以外は立ち入り禁止です。
マルメロだけの大切な空間なのです。
ここに来ると、素直な自分になり気持ちが楽になります。

「ここだけが、私の居場所」

マルメロは、一人で何時間でも過ごせてしまうほどプチ・ガーデンを大切に思っています。

ハンノキはマルメロが小さな森を気に入っている事を知り、更に大きな森を何個もマルメロに贈ります。

しかし、マルメロは他の森には見向きもせずプチ・ガーデンだけを愛したのです。

ハンノキは、そんなマルメロが愛おしくてたまりませんでした。

しかし、マルメロはそんなハンノキが気持ち悪くて仕方ないのです。

どうやっても、ハンノキとマルメロが相思相愛になることはありません。

マルメロにとってのハンノキは、ただの踏み台なのです。
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