私と従兄弟のお兄ちゃん達
翔兄ちゃんとおばさんと一緒に病院にきた。夜だから、夜間受付に行った。
「ここで、待ってて。準備してくるから。」といわれ、おばさんと待ち合いで座ってた。

「青井さん、青井真奈さん、2番にお入りください。」診察に呼ばれた。

診察室に入ると翔兄ちゃんと看護師さんがいた。
「よし、もしもしするよ。はい、大きく息吸って・・・吐いて・・・、はい、背中診せて・・・はい、吸って・・・吐いて・・・、よし、いいよ。次はのど診せて・・・あーんっ、あぁまだ大分赤いなぁ・・・」
ちょっとむせて咳が出て、「ゴホッ、ゴホッ・・・涙」
「ごめん、苦しかったな。じゃ、熱下げような。」って言って、看護師さんに何か指示して私はベッドに寝かせられた。
「何するの?」
「うん。1本だけ注射しよう。」
「えっ、注射いやだ・・・グスッグスッ」
「一度、しっかり熱下げたいから、頑張ろう。」
「頑張れないよ。痛いの嫌・・・グスグスッ・・・」
「そんなに痛くないからね。ちょっとチクってするだけだよ。大丈夫だよ。」って言いながら、私の左腕をとって肩まで袖が捲られた。看護師さんが来て、消毒されて、涙が出てきた。
「真奈ちゃんは、えらいなぁ。ちゃんと頑張れる。」って翔兄ちゃんの声がしたと思ったら、腕にチクって痛みがきた。
「いっ、いた・・・んー!!」涙がぼろぼろこぼれ落ちた。
「はい、おしまい。よく頑張ったね。」って腕を揉まれて、絆創膏はってもらった。
看護師さんに涙を拭いてもらって、診察室をでた。

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