私と従兄弟のお兄ちゃん達
ゴホッゴホッ、ゼーゼー
咳がひどくなってきて、どうしようって思ってたら、部屋のドアが開いた。
「真奈ちゃん?大丈夫?」って友兄ちゃんが来てくれた。「すごい咳が聞こえて来たけど・・・」
咳で返事ができないでいたら、友兄ちゃんがおばさん呼んでくれた。

「あら、真奈ちゃん、喘息?病院行かなきゃ。タクシー呼ぶから、友、真奈ちゃんにコート着せて一階に連れてきて!」
友兄ちゃんにコート着せてもらって、抱えられながら一階についたら、タクシーが来ておばさんと友兄ちゃんに連れられて病院に行った。
救急受付で受付したあと、すぐに呼ばれた。
ぜんぜん、知らない先生で怖くって涙が出てきた。
「青井真奈さんですね。息苦しいねぇ。すぐにラクになるからね。」って言って、すぐ、聴診され、点滴された。
酸素マスクも付けられた。

点滴が1本終わったけど、まだ息も苦しい。また、先生が来て「胸の音聞くね・・・ゆっくり息して・・・はい、いいよ。喘息は小さい頃あったんですね。今回は、久しぶりの発作だったのだろうと思いますが、ちょっと大きな発作だったし、入院してもらってしっかり治療した方がいいと思います。」
「入院はいや・・・涙」
「嫌だよね。でもね、喘息はしっかり治さないと発作を繰り返さないように検査もしたほうがいいから。がんばって治そうね。泣いちゃってもいいけど、あんまり泣くとしんどくなるから泣き止もう。お部屋の用意ができるまではここで待っててください。」って救急の先生は優しく言ってくれた。

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