私と従兄弟のお兄ちゃん達
咳が時々出るし、熱もあるのか身体もしんどくて、眠れなかった。
友兄ちゃんは、時々、ジュース飲ませてくれたり、咳が出た時は背中をさすってくれたりした。

しばらくしたら、看護師さんが来て、「青井真奈さん、熱計ってみましょう。」って体温計を持って来た。
熱は38度あった。「先生が診察に来るまで、もう少し待っててくださいね。」って看護師さんは行ってしまった。

友兄ちゃんに「診察って翔兄ちゃんだよね?知らない先生だったら嫌だなぁ・・・」って言ったら
「それはわかんないよな。兄貴さっきはいたけど、どうかな?ま、誰だって同じだって。すること一緒なんだからさっ」
「友兄ちゃんはいいなぁ・・・ゴホっゴホッ・・・」
「大丈夫か?」
「ゴホッゴホッゴホッ、ゼーゼーゴホッ・・・」咳がなかなかとまらなくて、涙が出て来た時に
「真奈ちゃん、しんどいね。ちょっと診させてよ」って翔兄ちゃんが来て、私の胸に聴診器を当ててきた。
聴診のあと「点滴で薬は入れてるけど、今夜はしんどいかもしれないなぁ。熱も少しあるしね。」
「翔兄ちゃん、ゴホッ、点滴いつまでするの、ゴホッ・・・」
「点滴は、しばらく入れっぱなし。24時間持続で薬いれるからね。何度も点滴さす訳じゃないから痛くないだろ?」
「うん・・・ゴホッゴホッ」
「咳がしんどそうだし、吸入は救急でしたよね。もう一回しようか?ちょっと待ってて」と言って翔兄ちゃんが行ってしまって代わりに看護師さんが吸入器もって来てくれた。
吸入したら咳は大分おさまったけど、息苦しさはまだ残ってる・・・。

おばさんとおじさんが荷物持って来てくれた。
友兄ちゃんが翔兄ちゃんに診てもらったこととか話してくれた。
だんだん、眠くなってきて、おばさんやおじさん、友兄ちゃんに、帰っても大丈夫だって伝えて、眠ってしまった。
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