可愛い彼の本当の素顔

「赤ちゃんはまだいい。でも本当にあたしでいいの？」



「有希がいいの。はあ、やっと俺だけのものになってくれる。ずっと平日は会えなかったから・・・でも不倫はやめてね」



「・・・不倫はしてないのよ」


あたしがぼそっと呟いたことを聞かなかったかのようにギュッと晴樹くんはあたしを抱きしめた。






さて、結婚するまでに早く、克己を終わらせなくちゃ。


彼が眠ってる間に携帯のロックを解除して必死にあたしは携帯小説を仕上げた。




ねっ？言えないでしょ？
克己があたしの携帯小説のキャラだなんて。