Second Light



相馬は私の手をつかんだ。



「お前、人を殺すつもりなのか?」



相馬は、私の目をみつめ真剣に問う。



「殺すわよ。」


「っ!!」



一瞬のためらいもなく、そう答えた私から相馬の手は離れた。




「………悪いけど、私たちの世界は甘くない。」



そう言い残して、私は走った。





だから、言ったでしょ?



私には関わらない方がいい、と。





たとえ、一度は私を受け入れようとしても……これを目の当たりにしたら、



相馬も離れて行くのだろう。




「さようなら………。」




タイムアウト。


お別れだよ。




< 117 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop