Second Light

俺のものだから


《潤side》



「すー……すー……」



静かに寝息をたてる胡桃を見下ろす。




「寝顔も、やっぱ可愛いな……」



まだ火照りが残る体を、確かに感じながら、ゆっくりと体を胡桃の横に移動する。



そのまま、胡桃の頭の下に腕を入れて、腕枕をする。



もう片方の手で、気を失った胡桃の頬を撫でる。




「………愛してる……」



やべぇな俺。


相当重症じゃねぇか。



本当に、お前はすげぇよ胡桃。


俺がこんなに一途だとは思わなかった。





「………辛かったか?」



一応、これでも俺は、女の経験はある。



つっても好きな女は、もちろん胡桃が初めてだ。



少し前は、女関係がてきとうだったからな……




< 348 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop