Second Light



彼と一緒に生きたいと、強く願ったのは事実。



でも、どんな綺麗事を並べても……私が殺人したことに変わりはない。




彼に、両国さんとの関係を聞いた。




苦笑しながら答えた彼。



『あいつとは、幼馴染だよ。
あいつの父親と俺の父親が親友なんだ。』



そう答えた彼に、私は絶望した。




きっと、私の本当の姿を、実に見た時、彼は私を避ける。




私が、この学校に来たのは………ある人を殺すため。



それを終えたら、再び表から消える。




「それじゃあ、また明日。」



私が両国さんに背を向けて、教室を去ろうとした時だった。




ーーーーー「待って!」



両国さんによって呼び止められた私は、振り返る。




< 551 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop