生意気なKiss
「…さ、爽月、その高校生もしかして…」
後ろから若葉のそんな声が聞こえる。
すると真木がグッとあたしの肩を引き寄せて
「はじめまして。爽月センパイの彼氏の、真木翼です。
センパイ今日はこれで帰るので、じゃ♪」
そしてそのままあたしの手を握り出口に向かって歩き出す。
「…年下ぁあ!?」
そんな若葉の絶叫が聞こえてきたのは、数秒後…。
「…おいどこ行くんだよ」
あたしの手を強く握ったまま無言で歩いていく真木。
「彼氏とか勝手に言ってんじゃねーよ…
お前にはあたし以外に彼女がいるんだろ!?」
するとハタ、とやっと真木の足が止まって
「…はぁあ!?」
思いきり怪訝な顔で振り向かれた。