水面(みなも)の月
「…帰るか!!堀川さん、家何処?よかったら送って行くけど。俺は、○○マンションだから。」




考えを振り切るように、態と明るく振る舞う。





「そうなの?それなら、私も同じところに住んでる…」

「マジで!すげぇ偶然!」






『偶然?』



僕の中で、何かが囁いた…けれど、敢えて僕は無視した。
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