水面(みなも)の月

動揺



「何…言って…!?珠姫…これ…俺の母さん…」

あまりの驚きに、声が途切れ途切れにしか出てこない。



すると、母が口を開いた。

「今まで…黙っててごめんね。母さんのせいで、2人を巻き込んじゃった…

ちゃんと、今日こそ全て話すから…」

「は!?何の、こと」

母の声は、憔悴する僕とは逆に、不自然な程に落ち着いていた。
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