ハートフル・アーツ

｢えーと…言葉じゃうまく言えないけどfishって感じ！｣

ジニーが言う

｢そりゃどんな感じだよ…｣

幸大が言う

｢とにかく、なんか泳いでる！って感じ。｣

ジニーが言う

｢まぁ…とりあえず、軸がぶれてると流れに流されやすくなるから体の軸をしっかりとすること。｣

｢sir、yes、sir！｣


ジニーが敬礼する


｢…。

おい、水泳部でもねぇ奴が偉そうに指導してんじゃねぇよ!!｣

休憩に入った男子水泳部がやってくる

｢いや…そう言うわけじゃ…｣


幸大が言う


｢どう見ても偉そうに指示してたじゃねぇか。｣


｢stop！

私が頼んだことなの！

悪いのは…｣


｢関係ねぇ!!｣

男子が言う

｢でも…｣

｢ジニー…いいから。｣

幸大は優しくジニーの頭に手をおいて言う

｢幸大…｣


｢ふん。

どうせ、女子にちやほやされている幸大に嫉妬しただけなのだろう？｣

なずなが言う