ハートフル・アーツ
「俺も祭りは好きだし、是非とも行こう。」

幸大が言う


「師匠、自分も行くッス!」

あずさが言う


「ちゃんと連れてくって。

クリスも来るんだろ?」


幸大がジニーに言う


「うん、クリスも日本のお祭り好きだから。」







「邪魔する。」

袴田が窓を外からノックする

「いや、ここは二階なんですけどね…拳聖や幸明に言っても無駄だとは思いますが。」


幸大が窓を開ける


「師匠、いきなりどうしたッスか?」


「あずさ、祭りなら浴衣の方が良いだろう?

これは少ないが、お小遣いだ。」


袴田があずさに茶封筒を渡す

「師匠、いいんですか!?」


「ああ。

それから、皆にはすまないがあずさは世間から多少ずれている。

浴衣を買うのに付き添ってもらえないか?」

袴田がなずな達を見る


「我々で良ければいくらでも。」

なずなが言う


「幸大君には技の拳聖が男用の浴衣があると言っていた。

私も技の拳聖に用がある。


共に行こうではないか。」



「ああ…わかった。」









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