fairy tail

決心

一晩中泣いた。
どうして良いのか、分からず・・・。

でも、大切な人を二人も失って
許せるわけがなかった。

遂に私は決心をした。
「あれを持って参れ」

私は、仕えの者に命令すると
フェルツ家の子孫から代々と伝わった由緒正しき
伝統ある深緑のフエルト生地で作られたドレスを身に纏い、
レイゼル家に向かった。

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俺は、何も考えられなかった。
王の椅子に座り、ただずっと放心していた。

すると、フェルツ家のアリア王女がレイゼル家の城の前にいると
護衛兵から連絡を受けた。

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