Sweet Heart
 


「それなら心配ない!」


「「へっ?」」



すると葵君のお父さん兼お父さんの社長である五十嵐さんが明るい表情で言った。



「葵と真智ちゃんが住む家はちゃんと用意済みだし、お金はお父さんが出しとくから生活には困らないよ!」


「さすが社長!」



お父さんは五十嵐さんに向かって拍手をする。



…って、五十嵐さんがお金を出すって言ってたけど


お父さんは出さないのかい!



「それに何か困ったことがあれば、香山に連絡すれば大丈夫だから!」


「はい。お任せ下さい。」


「そう言う問題じゃねぇよ…。」



つっこむことに完全に疲れきっている葵君が、私には少し哀れに見えた。



「とにかく同棲は強制だからな!」


「えっ!?強制って何でよ!」


「「それは…」」



私の質問にお父さんと五十嵐さんは声を揃えて言った。




「「もう2人が住むことになってるマンション自体買っちゃったんだもん!」」


「「マンションを買っただ~!?」」



そんなお父さんと五十嵐さんの発言に、私と葵君も同じように声を揃えて叫んだ。




こうして、私と葵君はかなり強制的に同棲をせざるおえなったのだ。





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