【短編】ダンサー
「ターン以外は全然ダメじゃん」

レッスン後の、2人の練習は毎日続いた。

「だって、麻衣さんターンしか教えてくれなかったもん」

「今日やったステップ、最初からいくよっ」

「じゃあ、今日中に出来たら、今度こそキスしてよー」

「ばーか」

拓海の笑顔が、言葉が、ダンスが私を笑顔にさせる。

私の心から流れ続けていた血を止めてくれた。

真っ暗だった私に光を与えてくれた。

そして、止まっていた私の時間が再び流れ始めた。

ダンサーとして踊れるようになるには時間がかかるだろうし、そうなれないかもしれない。

でも、私はもう立ち止まる事はないだろう。

拓海がそばにいるから。

私の事を何でも知っている、拓海がいる。




END
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