狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】
「まぁ、確かにお前はバカでドジでのろまでおっちょこちょいだ」


「……――だよね」


狼谷君にまでそう指摘されるとちょっぴりショック……。


「あぁ、それとバカみたいに絵が下手くそ」


「あははは……。あたし、いいところ一つもないね」


苦笑いを浮かべると、狼谷君は鋭い目をほんの少しだけ細めた。


「だけど、バカみたいにお人好し」


「えっ?」


「さっきはありがとな。かばってくれて」


その言葉にトクンと震える心臓。


ああ、やっぱりダメ。


感情を抑えきれない。
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