狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】

「さっきからラーメン屋さんを覗き込んでるから気になっちゃって」


「……あぁ。ちょっと待ってる人がいて……」


「えっ、本当に?あたしも人を待ってるの」


「そうなんですか?」


「うん!!あたし、瑞穂って言うの。坂井瑞穂。あなたは?」


「あたしは熊井桃華です」


「桃華ちゃんって可愛い名前だねっ」


男の子ならすぐにノックアウトされてしまいそうなほどの眩しい笑顔でそういった瑞穂ちゃん。


女のあたしですら一瞬、胸がキュンッとしてしまった。


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