チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
「ハットかぶっていけば?」


「おぉ、そーするわ」


嵐は観念して、ハットを頭に乗せる。


「うん、ナルシストみたいだけどいーじゃない」


「はあぁぁぁ!?やっぱ、やめ!!」


嵐は鏡の前に立つ前に、ハットを床に放りだしてる。







このデートを企画した罰だよ。


今日はめいっぱい嵐をイジってあげる。


それで、あたしのこと性格悪いとかって、虎ちゃんの前でいっぱいけなしてね。


「なんだか今日の乙葉は厳しいよな~」


「そーかな。あ、やっぱり被ったら?弥生ちゃんおしゃれだから、並んで歩いたらカップルに見えるかも……」


「マジ?じゃー、被っていくか!」


……単純なヤツめ。
< 147 / 479 >

この作品をシェア

pagetop