私は最強ビンボー女!
意表をつかれたのだろう。スーツ男達がポカンとする。



「だから何って聞いてるんだけど?聞こえない?」


ここで動揺したら、こいつらの思う壺。それくらい、分かるっつーの!



「だ、だから・・・」

おろおろと言う、携帯を見せたスーツ男。


「うん。だから?」



「だから・・・敦を殺されたくなければ、来い・・・・・」



おいおい。なんか、声が超弱弱しいよ?

脅しになってないよー?



まぁ・・・でも。

こーなっちゃったら、弱弱しかろうが何だろうが、行くしかない。


はぁ・・・・・

まったく。糞親父め、どんだけ私に迷惑かけんのよ?



「わかった。行くよ。」

私は、ため息交じりに承諾した。


スーツ男達の顔が、ぱあっと明るくなる。




「OK。じゃ、私、杞憂さんに連絡しとくから。」

佐奈がゆったりと言った。


「ただし、絶対帰って来いよ。」

佐奈は、真っ直ぐに私を見つめる。



「帰ってくる?当然でしょ。」

私は、不敵に笑った。




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