私は最強ビンボー女!
青菜の居場所が分かるのなら。

助けられるのなら。


そんなの、どうってことない!




「ってことで。ナァ、教えて。」


「りょーかいっ!


朝霧家はね、△△県の××市・・・・・・にあるよ。


山の中にあって、携帯は圏外になっちゃうから、気をつけてね!」




携帯は圏外・・・・・なるほど。

青菜と連絡が取れないはずだ。




「それと、これは忠告ね。大勢で行った方がいいよ。」


「は?俺ら、№1争ってる族の総長なんだけど?」


俺が思わず言った。


藤原も頷いている。

俺と同じ気持ちらしい。



俺ら、けっこう強いと思うんだけど。




「うん。そんなの知ってるよ。だから言うの。大勢で行けるでしょ?」


「だからっ・・・・・・」


「朝霧家は、暗殺グループの社長の家系なんだよ!」




ナァが怒鳴った。






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