私は最強ビンボー女!
「ま、青菜ちゃんは強いし大丈夫でしょ」


「そうなんですけどねー」


「否定しないんだねぇ」


「自分の強さはわかってますんで。」


「ははっ!さすが敦の娘♪」


「・・・なぜ親父?」


「ん?なーんでーもなーい!」


・・・まぁ、どーでもいっか☆




「・・・さて、"青"。」


杞憂さんが、呼び方を変えた。



「頑張ってくるんだぞ?"お父さん"は、見てるからな?」




・・・なるほど。


これからは、そんなふうにするわけね。




「じゃあ、行って来い。1-K。一階で昇降口に1番近い教室だ。」


「わかった。"俺"行くな。じゃあな"父さん"」






――・・・私は、そうして1-Kへ向かった。








< 26 / 836 >

この作品をシェア

pagetop