私は最強ビンボー女!
「・・・・・・ということだ。
俺は、結局怖いんだよ。
また、仲間が消えていくことが。
俺だけが残されることが。
怖くて堪らないんだよ・・・・・・・・・」
そう言い、天井に向けていた視線を、床へと移す。
「な?青菜、情けない話だろ?」
冗談っぽく呟いてみる。
俺、やっぱ、青菜みたいに強くなんてなれないのかもな――。
「・・・・・・・・翼。」
青菜が、凛とした声音で、俺の名前を呼んだ。