私は最強ビンボー女!
「・・・さて。青菜、早く勉強しよ。」


「え、でも、あの、日岡さんが・・・・・・」


「何言ってるの?日岡様がどうしたのよ。

さっきの空耳、青菜も聞いたの?」


「え?空耳・・・?」


「そ。空耳。ま、いいけど。早く勉強しなきゃ。ほら、座って座って!」





葉月は強引に私を、畳の上の、テーブルの近くに座らせた。






「じゃあ、私、資料とか取ってくるから。日岡様と待ってて。」


「え?ちょっ、葉月、待っ・・・・・・・・・行っちゃった。」




葉月はもの凄い速さで部屋から消えた。








「・・・言った通りだろ?俺が片思いしてて、葉月は必ず逃げるんだよ。」









・・・・・・成程。



納得したところで、すぐに葉月が戻ってきた。










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