私は最強ビンボー女!
無心に唱えていると――






―――ポンッ








「ひゃぁぁぁぁ!!!!??」





いきなり肩を叩かれ、飛び上がっちゃった・・・。





肩を叩いたのは、優男さんで、私の反応を見て苦笑していた。





「ごめんね。驚かせちまったかな?」


「あ、はい。驚きました・・・」


「ごめんごめん。ただ、倉庫に入って、って言いたかっただけなんだ・・・」


すまなそうに、眉を下げる彼に、私は目を丸くした。




「へぇ・・・・・・謝ったりするんですねぇ。」


感心したように言えば、優男さんは急に真面目な顔をした。




「あのね。アイツがただの短気ってだけで、他の奴らはちゃんとしてるから。」



その言葉に、私は一応聞いてみた。







< 347 / 836 >

この作品をシェア

pagetop