私は最強ビンボー女!
「何を見せるんですか?」


「ん?女の姿の青く・・・じゃなかった、青菜ちゃん。」


えっと、つまり。


「見せればいいんですよね?」


「うん。」


じゃ、簡単じゃん。


私はスルリとウィッグを取った。

途端、滑り落ちてくる、私の漆黒の髪。



はっと、啓先輩が・・・いや、周りの皆が息を呑んだ。





「これで、いいですよね?」

私はニコッと微笑んだ。



「う、うん・・・・/////」


・・・・・・・・・・?

なんで啓先輩、顔赤くしてんだろ?




「マジかよ・・・綺麗すぎだろっ/////」

啓先輩が小さくぼやいたことを、私は知らない。










――まぁ、何はともあれ。


私、毒牙の仲間入りを果たしました!







< 377 / 836 >

この作品をシェア

pagetop