私は最強ビンボー女!
私がはあーっと長いため息をついていると、パトカーが止まった。




「いやー今夜もありがとうな!狩人!!」


出てきたのは、色黒でガッチリした感じの警察官。

・・・健一さんです♪



「はい、お礼はお金でお願いします。いくらですか?」


「・・・なんか、冷めてるよなー。狩人って。」

健一さんが苦笑している。




・・・私の事情、知ってるくせにっ!!


私はイラつきながらも、要求する。



「お・か・ね・は?」


「はいはい。ったく・・・ほら、3万。」


手渡されたのは茶封筒。

中にはキッチリ1万円札が3枚入っていた。




「・・・3万か・・・」

足りるか?
生活費・・・


「なんだー?不満か?」


「いえ、別に・・・」


たぶん、足りる・・・はず。


「ん。ならいいんだ。それじゃあな。さっさと帰れよー!」


そう言うと、健一さんは私が狩った奴等をパトカーに押し込み、帰って行った。





・・・・ふう。


さてと、私も帰るかー

私はてくてくと家へ向かって歩いた。






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