私は最強ビンボー女!
健一さんは、笑った。


「ハハッ。律儀だなぁ。

ほら、さっさと帰れ。徹夜はキツイだろ?」


「・・・・・・キツくないよ。というか、慣れた。」


ポツリと呟いた。

朝霧家に毎日行ってたから、もう、慣れたんだ。



ちなみに、今日・・・というか昨日?は、特別に無しにしてもらったんだ。


日岡さんが黒い笑みを浮かべたけど、気にしないフリできた私は、凄いと思う。




健一さんは私を見て、珍しく真面目な顔で聞いてきた。


「狩人・・・お前、なんかあったのか?」



"狩人"か。


「何もない。狩人は、何もなかったぞ。」


さらっと言えば、健一さんは間違えに気付いたらしく、言い換えた。




「狩人、じゃない。青菜だよ。青菜は、なんかあったのか?」


なんか?


あったよ。ありまくり。



もう、頭の中ショート寸前。



――でもね?


言えないから。

というか、言うつもりもない。





< 411 / 836 >

この作品をシェア

pagetop