私は最強ビンボー女!
私は、隣を歩く葉月を盗み見る。



・・・・・・うーん・・・


やっぱ、緋月ちゃんとそっくりだよねぇ。



葉月がすぐさま私の視線に気づき。


「何?」

と、鋭い視線を向けた。


「いや、なんでもないですよ。

今日も葉月は綺麗だなーと思っていただけですから。ハハハ」


葉月さーん!

視線痛いよー

怖いよー



「・・・・・・嘘つき。」


葉月はハッキリと言い放ち、私を見た。



「違うでしょ、青菜。昨夜、何かあったんでしょ?」





――ドクッ


まるで、見透かしているように、葉月はキッパリと言った。




「何も・・・なく、ない。」


私は、小さく言った。

葉月はふわりとあくびをして。


「やっぱりね。で、何があったわけ?」


と、さらりと聞いてきた。




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