私は最強ビンボー女!
声が聞こえる方へ行ってみると、なんかガラ悪そうな男達が大勢いた。


あ!

あいつ等は私が今日狩る予定の奴等じゃないか!!



と、気づいた時、奴等に取り囲まれてる男の子を見つけた。




高校生の奴等に囲まれて、ぷるぷると震えている。


私より年下かな?



小柄で、細い。


大きな漆黒の瞳は、まるで子犬のよう。

うるうると潤んでいる。



「僕、お金なんて渡せませんっ・・・」


「じゃあ、体で払えよ?」



にたにたと奴等は笑い、鉄パイプをゆるく振る。


ぴくんっと、男の子が震える。






・・・・・ったく。



しょうもない奴等だな。


手加減はしなくていいよね?



私は奴等に歩みよった。






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