私は最強ビンボー女!
初めて知った、2人の過去。



私は、ぼんやりと青い空を見上げながら、考えた。






諦めた糞ババァと、逃げ出したお母さん。



どちらも思うところがあった。



でも――





「根本的に、同じ事を望んでいたのに。」


思わず、そんな呟きが漏れた。





そう、だって、そうじゃないか。



2人とも、暗殺なんてしたくなくて。

人を殺したくなんてなくて。




どっちだって、抗いたいって思ってたんだ。








―――なのに、どうして・・・こんなにすれ違っちゃったの?



同じことを、願っていたのに。




理由は・・・原因は・・・・・・





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