私は最強ビンボー女!
「・・・まぁ・・・緋月ちゃんが無事ならいいよ。うん。

じゃあ、とりあえず中に入ろっか。」



2人は依然、玄関の前で正座してるので、そう促す。


すると。


葉月はサッと立ち上がり、スタスタと奥へ。

緋月ちゃんは、私に1つお辞儀をして、嬉しそうに奥へとおずおずと歩き出す。



双子なのに全然違うなぁ・・・。


なんて暢気に思いながらも、頭の片隅では、2人が結局どんな会話をしたのかを想像してたりする。



だって、気になるし。




でも、今2人仲良さそうだし・・・

2人の中で何かを終わらすことができたのかもしれない。




そうだったら、嬉しい。







私も、とりあえずウィッグを取り、奥へと足を踏み入れた・・・・・・ら。




「青菜、おっそいわねー」

「青菜様の男装!!!激レアッ!!!!!!」





佐奈とナァちゃんが、テーブルを囲んでポテチをぱりぱり食べてた。


そしてなぜか佐奈の隣には緋月ちゃん、ナァちゃんの隣には葉月がいて。

2人も美味しそうにポテチをぱりぱり。



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