私は最強ビンボー女!
「そうだよ青菜ちゃん!ありがとう!

それで、お願いだから気付いてあげて!!!」


ガバッ!!!

突然抱きついてきたのは緋月ちゃん。


いやいや、だから何に気付くのさ。



「青菜様!!!

総長のメンツが!!!メンツが!!!!!!」


ナァちゃん、そんな・・・涙目になられても。



「青菜、マジ、気付けって。

おもしろくないでしょ?」


佐奈、だって私解んないし・・・。





陽と翼のおもい?だっけ??

そんなん本当に知らないんだって・・・・・・あ。



「・・・・・・そーいえば・・・」


「何何!?」


ナァちゃんが食いついてきた。

さっきの涙目どこにいったんだろうね。お顔がキラキラしてるよ。


「総長とか族っていったら・・・

私、毒牙の姫のままだったや。」


私が呟けば、全員・・・ハッとした。



「そういやそうだったわね・・・。

どうしましょう。」


葉月が、ポツリと呟いた。



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