私は最強ビンボー女!
ふわりと微笑んで、葉月に近づき、腕を広げる。


葉月が、私の胸に飛び込む。






「あおなっあおなっあおなっ・・・」


「うん。」




そっと、葉月の頭を撫でる。

銀髪のウィッグの髪が、さらさら流れた。








「どうしようっ・・・青菜・・・・・・」


「うん?」


「私・・・・・・日岡さんの、その・・・彼女に、なっちゃった・・・」






・・・・・・!!!!!




「う、うわああああ!よかったね葉月!よかったねぇ!」


思わず笑えば、葉月も涙でぐしょぐしょの顔で笑った。





「うん・・・。今、なんかすごいふわふわしてるっ!」


そう言って笑う葉月は、本当に可愛くて。



なんだかとても、眩しく感じられた。





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