私は最強ビンボー女!
「ま、とりあえず席に座って?一応授業中だしさ。」


私は言われたとおり、とりあえず席に座った。


で、数学の授業が再開した。




・・・・・だけど・・・



どうしよう。

全くわかんない!


理解できなさすぎて、脳が爆発しそう・・・


ってか、なんで皆わかんの!?
不良なのに!ヤンキーなのに!

皆さらさらと答えを出している。


・・・やっばい。

非常にやばいぞ、私!



問題と睨めっこをするものの、脳内ではなぜか猿が木に登っていた。



・・・な、なんで猿!?


脳内の猿は、木に登り終えると、歌い始めた。
子守唄を。




子守唄が、私を夢の世界へと導く・・・――



私は、目を閉じた。

< 74 / 836 >

この作品をシェア

pagetop