私は最強ビンボー女!
成程。そういうことか。


「オーケー。

そんな奴ら、私がとっとと地獄に送ってやるよ。」


ニィッと笑った私に、葉月が狩人の時身につけるパーカーを放った。




「え・・・いつの間に?!」


「私が緋月のことを聞いて、日岡さんの車のところに行く前に、ついでに。」


「ありがとうね!」



私は笑って、暑苦しいウィッグを取ってからパーカーを着た。


でも葉月は、首を振った。




「ううん。こちらこそ、巻き込んでごめん。」


「別に私、巻き込まれたとか思ってないよ?

緋月ちゃんは私も大好きだもん!助けようとするのは当たり前。

ってか、友達でしょ?もっと頼ってよ。」



ニッと笑えば、葉月はうん――と、深く頷いた。



私は頷き返し、ふと思って、携帯を操作し、耳に当てた。



どうした?と目で聞いてくる皆を無視し、私はヤツに伝える。


「彼方にも伝えて。

あんたらのせいで小野緋月が大変なことになった、って。」



哉の反応を待たずに、通話を終了させる。

訝しそうな顔をする皆に笑いかけ、私はフードを目深に被った。






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