私は最強ビンボー女!
「小野緋月を返してもらいたくて、な。」


「知り合いか?」


「さぁ?私はいつも世間一般の悪い輩を捕らえているのだから、知り合いかどうかは関係ないだろう?」


「・・・・・・今はまだ夜じゃねーぜ、狩人サン。

それに。」




金髪長身男は私の後ろに控えている佐奈たちを見回し、言葉を続けた。



「狩人は単独行動が基本だろう?」



うーん。


「けっこう面倒だな、お前。」


「そりゃどーも。

けど、残念ながら渡せねーんだな、これが。」


「紅狼と白狼が来てないからか?」


「・・・・・・・・・お前」



金髪長身男が、じっと私を睨む。


「どこまで知っている?」


「さぁ?教える義理はないだろう。」


「・・・ふっ。まぁ、確かにな。

言ってることは当たってるぜ。ここでアンタに渡しちゃあ、さらった意味がねぇ。」


金髪長身男は飄々とした態度で言い、私を真っ直ぐに見つめた。




穏やかともいえる、微笑を浮かべて。





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